今注目を集めている Dc外国株式インデックスLの真相|利回りと手数料の落とし穴を検証について、多角的な視点をご紹介しています。
インデックス投資において将来のリターンを確実に削り取る要因が運用管理費用(信託報酬)です。企業型確定拠出年金において古くから採用されてきた当ファンドですが、近年の投資信託業界における劇的なコスト引き下げ競争と比較すると、その立ち位置には微妙な変化が見られます。
公表データをもとに、DC外国株式インデックスLと一般的な公募投信、競合インデックスファンドの手数料水準を比較・検証した結果は以下の通りです。
項目詳細・数値データ一般的な基準・相場編集部の見解・評価信託報酬率(年率)年0.15%〜0.25%前後(企業プランにより微差あり)公募最安クラス:年0.05%〜0.09%程度DC導入初期としては破格だったが、現在の最新公募投信と比較するとわずかに高めの水準。外国株式インデックスファンド 隠れコスト売買委託手数料、保管費用、監査費用等で年0.02%〜0.05%程度加算大型先進国株インデックス平均:年0.03%前後純資産総額が極めて巨大なため、売買効率やスケールメリットが働き隠れコストのブレは極小。連動対象指数MSCIコクサイ・インデックス(円換算ベース)S&P500、全世界株式(ACWI)など日本を除く先進国22カ国を網羅。国内資産との棲み分けがしやすい設計。信託財産留保額なし(解約時ペナルティゼロ)なし〜0.1%程度スイッチング(預け替え)時のコストが発生しないため、機動的なリバランスに適している。
運用報告書の詳細を検証すると、表面上の信託報酬に加えて発生する「その他費用(売買委託手数料や有価証券取引税、海外保管費用など)」を含めた実質コストは、年0.2%台前半から半ばで安定しています。個人向け店頭商品と比べれば十分に低コストであるものの、ネット証券で買えるeMAXIS Slimシリーズのような「0.1%未満」の超低コスト投信を見慣れた読者にとっては、割高に映る側面も否定できません。