熊本の高校サッカー部が生む強さの秘密|大津・秀岳館・熊本工の戦績と「凡事徹底」の育成論
熊本の高校サッカーを語るうえで、県立大津高校の存在を避けることはできません。私立高校が強いとされる現代の高校サッカー界において、公立校でありながら全国最高峰の「高円宮杯 JFA U-18 サッカープレミアリーグ WEST」に参戦し続ける姿は、全国的にも異彩を放っています。
大津高校の強さを支える核心、それは「凡事徹底」というスローガンです。挨拶、清掃、礼儀といった当たり前の行動を誰にも真似できないレベルで積み重ねる。この姿勢が、土壇場での集中力やブレないメンタリティを育みます。部員数は約230名(令和8年度時点)に達し、Aチームから下位チームまで徹底された指導体系が敷かれています。
平日は学校のグラウンドに加え、大津町運動公園の素晴らしい人工芝ピッチを活用。実戦さながらのスピード感で練習が繰り返されます。日本代表として世界で戦う冨安健洋選手や谷口彰悟選手をはじめ、数多くのプロ選手を排出した育成システムは、まさに日本サッカー界の宝と言えます。