11月20日はピザの日!王妃の歴史から日本独自の進化まで知られざるドラマを追う
日本で「ピザの日」が生まれた経緯は、少々意外な産業史に彩られている。発案者はイタリアの食品メーカーでもピザ店チェーンでもなく、大手印刷会社の凸版印刷(現TOPPAN)だった。
1995年、凸版印刷は食文化のPRや食品パッケージ事業の一環として、11月20日を「ピザの日」と制定した。同社はイタリア文化の普及と自社クライアントである食品業界の活性化を狙い、マルゲリータ王妃の生誕日に着目した。単なるセールスプロモーションを超えて、食文化の背景にあるストーリーを日本市場に根付かせようとした試みだった。
その後、2013年には国内の主要ピザ関連企業が集まる「ピザ協議会」がこの日を正式に認定。一般社団法人日本記念日協会にも登録され、名実ともに全国的な記念日として定着した。