鶏手羽元のさっぱり煮決定版!ホロホロになる黄金比と絶品裏ワザ
鶏手羽元を煮込む際、「パサパサして硬い」仕上がりになってしまう原因は、肉のタンパク質が急激に収縮することにあります。ここでお酢の持つ科学的な力が最大の効果を発揮します。
お酢の酸性成分(酢酸)には、肉の筋繊維を緩め、保水性を高めると同時に、硬い結合組織であるコラーゲンをゼラチン化して分解を促進する働きがあります。加熱前にお酢を含んだ煮汁に浸しておく、あるいは酢を効かせた煮汁でじっくり煮込むことで、繊維の奥まで水分が保たれ、箸で触れただけで骨から身がポロッと外れる柔らかさに仕上がります。
さらに食感を極めるための下処理として、「骨の両脇に沿ってキッチンバサミや包丁で1〜2本切り込みを入れる」テクニックが極めて有効です。火の通りが早くなるだけでなく、骨周りの旨味が煮汁に溶け出し、同時に調味料が肉の内部まで一気に浸透します。皮面にフォークを数カ所刺しておくだけでも、味染みと柔らかさが段違いに向上します。