なぜ白から緑へ?アジサイ「アナベル」の剪定時期と失敗しない育て方

なぜ白から緑へ?アジサイ「アナベル」の剪定時期と失敗しない育て方の基礎知識と応用に迫る! 専門的な視点でご紹介しています。

白花のアナベルだけでなく、近年ガーデンシーンで高い人気を誇っているのが「ピンクアナベル(インクレディボール・ブラッシュやベラベルなど)」です。蕾の深紅色から咲き進むにつれて上品なソフトピンク、淡いアンティークピンクへとグラデーションを見せ、庭を華やかに彩ります。性質や育て方、新枝咲きの剪定方法は通常のアナベルと全く同一であるため、白とピンクを並べて植栽するレイアウトも非常に映えます。

また、アナベルはお気に入りの株を「挿し木(さしき)」で簡単に増やすことができます。

【初夏の挿し木手順】
挿し木の適期は、新梢が充実する6月上旬から7月中旬です。

  1. 今年伸びた病気のないしっかりとした枝を、10〜15cm程度の長さで斜めにカットします。
  2. 上部の葉を2〜3枚残し、蒸散を防ぐために大きな葉はハサミで半分にカットします。下部の節の葉は取り除きます。
  3. 切り口を1時間ほど水に浸けて水揚げした後、無菌の「挿し木用土」や「赤玉土(小粒)」に割り箸などで穴を開けて優しく挿します。
  4. 直射日光の当たらない明るい日陰に置き、土が乾かないよう霧吹き等で湿度を保ちながら管理すると、約3〜4週間で発根します。

秋まで小鉢で育てて根をしっかり張らせた苗は、耐寒性が極めて高く氷点下15〜20度にも耐えるため、寒冷地でも特別な防寒なしで屋外越冬が可能です。厳しい冬を越えた翌春、力強い新芽がぐんぐんと芽吹く姿には格別の喜びがあります。

中島 亮太

中島 亮太

写真家・フォトエディター

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。