プロが認める歌が上手い歌手ランキング!生歌と技術で選ぶ実力派
日本の音楽業界関係者やプロのボーカリストの間で「最も歌が上手い男性歌手は誰か」という問いを投げかけた際、圧倒的な確率で名前が挙がるのが玉置浩二です。多くのミュージシャンが「玉置さんの前では歌えない」「生歌を聴いて鳥肌が立った」と証言するように、その実力は同業者からも別格扱いされています。
玉置浩二の歌唱力の凄さは、極限まで脱力された発声から繰り出される「ウィスパーボイス(囁き声)」から、胸腔を鳴らし切る重厚な「チェストボイス」へのシームレスな移行にあります。多くの歌手は声量を落とすとピッチが不安定になりがちですが、玉置浩二は息の成分が9割のような囁き声であっても、音程の中心(ピッチの芯)を寸分違わず捉え続けます。
さらに特筆すべきは、独特のタイム感が生み出す「グルーヴと語り口」です。楽譜のグリッドに縛られず、コンマ何秒レベルで音をレイドバック(タメ)させたり前へ押し出したりすることで、歌詞の一言ひとことが聴き手の感情を強く揺さぶります。ライブ現場でオーケストラやアコースティックギター1本をバックに歌い上げる姿は、まさに生歌の到達点と言えます。
この玉置浩二を筆頭に、ブラックミュージックのグルーヴを日本に定着させた久保田利伸、驚異的なハイトーンの純度を誇る小田和正、唯一無二の倍音と詩情を持つ井上陽水らが、日本の男性ボーカル史における金字塔として君臨し続けています。