ネパール・インド料理ゴルカが人気な3つの理由とチーズナンの実力を徹底解剖
インドカレーとナンの組み合わせで広く親しまれるゴルカですが、スパイス探求者がこの店に通い詰める真の理由は、ダルバート 本場の味を忠実に再現したネパール定食の存在にあります。ダルバートとは、ダル(豆のスープ)とバート(米飯)を主軸に、タルカリ(スパイス野菜炒め)、アチャール(辛味・酸味の効いた漬物)、サグ(青菜炒め)を一皿に盛り付けたネパールの国民的定食です。
北インドカレーが油脂分や生クリームを贅沢に使ってリッチな旨味を表現するのに対し、ネパールのダルバートは油脂分を最小限に抑え、ジンブーと呼ばれるヒマラヤ高地特有のネギ科ハーブやフェネグリーク、クミンで繊細に香り付けされます。ゴルカのダルスープは、複数のレンズ豆をじっくりと煮崩し、素材由来のトロみと素朴な旨味が身体にしみ渡る滋味深さを湛えています。
皿の中央に盛られたライスに豆スープを回しかけ、スパイスチキンやマスタードオイルで和えた大根のアチャールを少しずつ混ぜ合わせながら口に運ぶと、一口ごとに異なる香りと食感が弾けます。「インドのカレーは重くて毎日は食べられないが、ゴルカのダルバートなら週に3回でも食べられる」と語る常連が多いのも、この身体想いの調理法があるからに他なりません。