ドライカレーとキーマカレーの違いを徹底解剖!発祥と定義の真相

ドライカレーとキーマカレーの違いを徹底解剖!発祥と定義の真相の基本情報から最新動向までをわかりやすく整理しました。

対するキーマカレーの故郷はインド亜大陸だ。イスラム王朝であるムガル帝国の宮廷料理にルーツを持ち、宮廷の宴席から庶民の食卓まで幅広く愛されてきた歴史を誇る。

インド料理の根幹において、キーマは「肉の形態」を指す言葉であり、水分量の多寡を指す言葉ではない。グリーンピースとともに煮込んだ「キーマ・マタル」や、水分を飛ばして炒め煮にした「キーマ・スクティ」など、現地には無数のバリエーションが存在する。

近年、スパイス料理研究家の印度カリー子氏らが提唱するシンプルなスパイスワークの普及によって、日本の家庭でも本場のキーマカレーの文法が急速に浸透した。クミン、コリアンダー、ターメリック、チリパウダーの基本スパイスを軸に、飴色に炒めた玉ねぎとトマト、ひき肉の旨みを重ねていく。小麦粉でとろみをつける日本のカレールウとは異なり、肉そのものの脂と野菜の水分だけで煮詰めるため、驚くほど軽やかで鮮烈な香りの広がりが生まれる。

中島 亮太

中島 亮太

写真家・フォトエディター

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。