音は出るのに画面真っ暗?テレビのバックライト故障診断と修理・買替基準
一般的に、現在の薄型テレビに採用されているテレビのバックライト寿命と耐久時間は、設計値として約30,000〜60,000時間とされています。一般的な家庭で1日に約8時間視聴した場合、年数に換算するとおよそ7年〜10年で寿命の目安に到達する計算です。
バックライトのLEDは、点灯時間に伴って発光効率が徐々に落ちていくだけでなく、内部の発熱ストレスによってハンダ接合部や発光素子そのものが熱破壊を起こします。バックライトの配置方式には大きく分けて以下の2種類が存在し、それぞれ劣化時の症状に特徴があります。
- エッジ型(画面の端にLEDを配置):画面の上下や左右の端から導光板を通じて光を拡散させる構造。LEDの一部が切れると、画面の「上半分だけ」「右半分だけ」が極端に薄暗くなる、あるいは帯状の影が現れます。
- 直下型(画面背面にLEDを敷き詰め):液晶パネルの真裏に無数のLED素子を配置する構造。高画質モデルに多く採用されますが、特定のLED列がショートすると、テレビのバックライト一部だけ暗い原因となるスポット状の影(黒い斑点やムラ)が発生します。
LED素子は直列回路で結ばれていることが多く、1つの素子が焼き切れると回路全体に電流が流れなくなり、昨日まで普通に映っていたテレビが翌朝突然真っ暗になるといった突然死が引き起こされます。