ジョジョ立ち絵の元ネタを解剖!ハイブランドと芸術が生む美の秘密
なぜ彼らは、あそこまで極端に腰を捻り、関節を傾けるのか。ファンが「ジョジョ立ち」と呼ぶ公式グラフィックのルーツを探ると、荒木飛呂彦が若い頃から傾倒してきたファッション誌やハイブランドのモデル写真に行き着く。
80年代から90年代にかけての『VOGUE』や『ELLE』といった海外ファッション誌で躍動するモデルたちのポージング、そしてアントニオ・ロペスらのファッションイラスト。それらが見事に作画に取り入れられている。例えば、第3部の空条承太郎や第5部のジョルノ・ジョバァーナが見せる胸を張った立ち姿は、ハイファッションのランウェイや広告写真が持つ「衣類を最も美しく見せるための角度」そのものだ。身体のひねり、極端なS字ライン、重心のずらし。これらは偶然の産物ではなく、服飾デザインと人間の骨格美を極限まで追求した結果生まれた視覚的トリックなのだ。