失業保険を一度もらうと次は損?2回目の受給条件とリセットの真相

失業保険を一度もらうと次は損?2回目の受給条件とリセットの真相とはどのようなものなのか? 主要なファクトを簡潔に解説します。

Q1:失業手当は何回ももらえるか?生涯で回数制限はありますか?
A1:回数制限はありません。法律上、雇用保険の被保険者期間や離職理由などの要件を満たしていれば、生涯で何回でも受給することができます。ただし、受給するたびに過去の被保険者期間はゼロにリセットされるため、次回受給するためには転職先で一定期間以上の勤務実績を再度積み上げる必要があります。

Q2:失業保険を一度もらうデメリットとして、最も注意すべき点は何ですか?
A2:過去の被保険者期間が完全にリセットされ、次の会社で短期離職した際に失業保険を受け取れなくなる点です。自己都合退職なら次の職場で1年以上、会社都合や倒産等でも半年以上勤務しなければ、次の受給資格が得られません。また、満額受給にこだわって離職期間が長引くと、転職市場での市場価値が低下するリスクもあります。

Q3:前職で受給手続きをしたあと、一度も受給せずに就職した場合はどうなりますか?
A3:ハローワークで受給資格の決定(求職の申込み)を行い、待期期間が満了した段階で、基本手当の支給を受けていなくても原則として前職の期間はリセットされます。単に離職票を受け取っただけでハローワーク窓口に提出していない状態であれば、退職日の翌日から1年以内に次の会社へ入社することで、前職の期間を合算(通算)することが可能です。

Q4:自己都合退職の給付制限期間はどのように変更されていますか?
A4:以前は3か月だった自己都合退職の給付制限期間は、原則「2か月(5年間で2回まで)」に短縮され、さらにリスキリング(教育訓練受講)を行う場合や一定の労働市場改革に伴い、最短「1か月」や制限期間なしで受給できる枠組みが整備されています。手続き時点での最新の制限期間については、所轄のハローワークで必ず確認してください。

渡辺 美咲

渡辺 美咲

ガジェット&アプライアンスライター

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。