なぜフラッシュモブは嫌われる?地獄の失敗例と相手の心を見抜く技
なぜ第三者までもがフラッシュモブを見て不快感や気まずさを抱くのか。社会心理学の観点からは、「共感羞恥(きょうかんしゅうち)」という心理現象で説明がつく。これは、他人が恥ずかしい状況や滑稽な状況に晒されているのを見た際、まるで自分が恥をかいているかのように錯覚して脳が強いストレスを感じる反応だ。
素人が照れながら踊る姿や、過度にテンションの高いパフォーマンスを目撃したとき、周囲の人間はこの共感羞恥を強く覚える。これが「見ていて痛々しい」という感情の正体である。
心理的NG行動として挙げられるのは、以下の3点だ。
1. 相手の同意がないまま大勢の前に引きずり出すこと
2. 「喜んで当然」という仕掛け側のエゴを露骨に見せること
3. 相手にリアクションの選択肢(嫌がる、困惑する等の表情を出す権利)を与えない密室性や同調圧力を作ること
これらが揃った瞬間、感動の演出は心理的なハラスメントへと変貌する。