もう迷わない!ToとForの決定的な違いをネイティブ感覚で解明

今注目を集めている もう迷わない!ToとForの決定的な違いをネイティブ感覚で解明について、多角的な視点をご紹介しています。

『日本人の英語』の著者マーク・ピーターセン氏をはじめとする多くの英語教育者は、日本人が陥りがちな「訳読の罠」に警鐘を鳴らしてきた。日本語の「〜に」「〜へ」をそのまま前置詞に当てはめようとするから混乱が生じるのだ。

ブリティッシュ・カウンシルなどの国際的な教育機関が提唱する最新の教授法でも、日本語の介在を排除したイメージトレーニングが主流となっている。その最たる例が、目的語をとる動詞との組み合わせだ。

「I made a cake for you.(あなたのためにケーキを作った)」と「I gave a cake to you.(あなたにケーキをあげた)」。この違いをどう捉えるか。forは「あなたを思い浮かべながら作った」という意識の方向性を表すため、相手がその場にいなくても成立する。一方、toは「あなたへ届ける」という到達を意味するため、相手に渡す動作そのものが完了している。相手の存在が最初から不可欠なのがto、心の中で相手を想うのがforだ。この視点を持つだけで、日常の表現が驚くほど鮮明に見え始める。

山下 哲也

山下 哲也

自動車・モビリティライター

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。