鱧の湯引きが劇的に変わる!パサつかない茹で時間と梅肉タレの極意
「多めに湯引きした鱧は翌日も美味しく食べられるのか?」という保存に関する疑問について、食品衛生と食感劣化の両面から検証します。
結論から言うと、鱧の湯引きの日持ち保存期間は「冷蔵で当日〜翌日中」が限界です。一度湯通しして細胞壁が緩んだ魚肉は、時間が経つほど水分(ドリップ)とともに旨味が流出し、身が締まってパサパサに硬化してしまいます。どうしても翌日に持ち越す場合は、水気を完全に拭き取った後、密閉容器にキッチンペーパーを敷き、ラップを鱧に密着させて空気を遮断した状態でチルド室に保存してください。
また、鱧の湯引きを冷凍保存するのはおすすめできません。家庭用冷凍庫の緩慢凍結では氷結晶が身の細胞を破壊し、解凍時にスカスカのスポンジ状になってしまいます。もし生の骨切り鱧が余った場合は、湯引きする「前」の生の状態のまま一切れずつラップに包み、金属トレイに乗せて急速冷凍し、調理する際は半解凍の状態で鱧鍋や天ぷら、吸い物に活用するのがプロの知恵です。