手取りとは?給与明細で額面より激減する理由と手元に残る金額の真相
毎月差し引かれる税金である「所得税」と「住民税」には、課税の仕組みとタイミングに決定的な違いがあります。
所得税と住民税の仕組みにおける最大の違いは「課税対象となる期間」です。所得税はその年の見込み年収に基づいて毎月の給料から天引き(源泉徴収)され、12月の「年末調整」で払いすぎや不足分が精算されます。所得が高くなるほど税率が5%から最高45%まで段階的に上がる「累進課税」が採用されています。
対して住民税は、前年1月〜12月の所得をもとに税額が計算され、翌年6月から翌々年5月にかけて毎月均等に後払いで天引きされます。税率は地域に関わらず一律約10%(所得割)です。そのため、前年に収入がなかった新社会人の1年目は住民税が引かれませんが、社会人2年目の6月になると住民税の引き落としが始まり、「昇給したのに手取りが減った」と感じる現象が起こります。