「失礼しました、熱盛と出てしまいました」から9年。なぜ私たちは今も「熱盛」と叫び続けるのか?ネットミームの生存戦略
多くの企業は、自社の不祥事や放送事故を隠したがる。しかし、テレビ朝日の対応はスマートだった。彼らはこのブームを好機と捉え、公式LINEスタンプを発売。これが爆発的なヒットを記録した。さらに、番組内でも「熱盛」の出し方をあえて少し弄るような演出を取り入れ、視聴者との共犯関係を築き上げたのだ。
この「公式が病気」「公式が最大手」と呼ばれるムーブは、現代のSNSマーケティングにおける教科書的な成功例と言える。怒るのではなく、一緒に面白がる。この姿勢が、ミームの寿命を何倍にも延ばす結果となった。