梅田の路地裏で世界王者が淹れる至高のラテと限定スイーツの衝撃
カウンター中央に鎮座するのは、バリスタ憧憬の的である米国・シアトル製「Slayer Espresso」だ。抽出の初期段階で湯量を絞り、粉全体を均一に蒸らすプレインフュージョン機能を備えたこのモンスターマシンが、豆の持つ甘みと複雑なフレーバーを極限まで引き出す。
その漆黒のエスプレッソに注ぎ込まれるのが、完璧なテクスチャーに仕上げられたスチームミルクだ。ピッチャーの先端から描かれるフリーポアラテアートは、繊細でありながら生命力に満ちている。きめ細やかなマイクロフォームが唇に触れた瞬間、まろやかなミルクの甘みが広がり、すぐ後ろからエスプレッソの芳醇なビターネスと果実味が追いかけてくる。最後の一口までフォームが崩れないという事実が、技術の高さを無言で証明していた。