サンリオ最古のキャラは誰?キティじゃない1973年誕生の真相と歴史年表

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ネット上の情報やSNSでは、「サンリオで一番古い存在」についてしばしば議論が巻き起こります。結論が分かれてしまう背景には、ファンやメディアが指す「第1号」の定義に3つの異なる視点が存在するためです。

第一の誤解は、「ハローキティが初代キャラクターである」というものです。前述の通り、デビュー年基準で見れば1973年のコロちゃんが先行しており、ハローキティは1974年生まれです。キティの知名度があまりに突出しているため、黎明期の歴史が省略されて語られるケースが散見されます。

第二の混同は、いちごの王さまと企業アイデンティティの関係です。サンリオの前身である山梨シルクセンター時代から「いちご」はブランドの象徴的なモチーフとして使われていたため、「いちごの王さまが最古なのではないか」と推測されがちです。しかし、キャラクターとして正式にビジュアルと設定が確立されたのは1975年の『いちご新聞』創刊時であり、最古のキャラクターではありません。

第三の盲点は、「グッズ化されたデザイン」と「体系化されたキャラクター」の差異です。1962年頃から山梨シルクセンターはオリジナルデザインのいちご柄ハンカチを販売していましたが、これは特定の名前やプロフィールを持つ「キャラクター」ではなく、あくまでパターン柄(図案)でした。名実ともにプロフィールを持つオリジナルキャラクターとして社内記録に残る第1号こそが、1973年のコロちゃんなのです。

高橋 健太

高橋 健太

ライフスタイル編集者

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。