運動前の静止ストレッチはNg?動的ストレッチで怪我を防ぐ新常識
動的ストレッチはアスリートだけの専門技術ではありません。デスクワークによる運動不足の解消や、高齢者の健康維持にも極めて有効です。そして、その最も身近で完成度の高い見本が「ラジオ体操第1」です。
ラジオ体操は、全身の約400個の筋肉と主要な関節を、わずか3分強の間に過不足なく動かせるよう綿密に設計されています。伸びの運動から始まり、腕・胸・体側・体幹の回旋、下半身の屈伸までが流れるように構成されているため、まさに究極の動的ストレッチパッケージです。
朝のルーティンとして取り入れることで、就寝中に低下していた体温と血流が速やかに回復し、脳と体がクリアな覚醒状態へと移行します。また、高齢者が自宅で行う場合でも、椅子に座ったまま上半身の動きを中心に行うことで、転倒リスクを避けつつ関節の柔軟性を維持し、日常動作の安定につなげることが可能です。