昭和の名女優・南田洋子の生涯と長門裕之との愛、知られざる秘話
南田洋子の真骨頂は、清楚なヒロインにとどまらない幅広い演技の振り幅にありました。名匠・今村昌平監督の代表作『豚と軍艦』で見せた生々しくも生命力に溢れる女性像は、彼女の役者としての底力を全世界に知らしめることになります。横須賀の米軍基地周辺を舞台にした混沌とした世界の中で、たくましく生き抜く女性を泥臭くも魅力的に演じきりました。
さらに舞台をテレビに移すと、NHKの数々の本格ドラマや大河ドラマ、連続テレビ小説で重厚な存在感を発揮。重厚なヒューマンドラマからホームドラマまで、どんな役柄であっても作品全体に温かみと説得力を与えるその存在は、お茶の間のファンから絶大な信頼を集めていました。