団地ベランダの目隠しは規約違反?100均Diyと消防法の落とし穴
現場ではどのようなトラブルが発生しているのでしょうか。各地の団地管理事務所や自治会に寄せられる団地ベランダ目隠しトラブル注意事例を検証すると、住民間の感情的なもつれに発展したケースが目立ちます。
都内のUR賃貸住宅に住む30代男性は、外からの視線を遮るために木製ラティスを手すりに針金で固定していました。設置から2カ月後、管理事務所から「美観を損ね、落下の危険があるため直ちに撤去してください」という警告文がポストに投函されました。近隣住民から「強風の日にガタガタと異音がして怖い」「外観が損なわれて不気味だ」という苦情が入ったことが発端でした。
さらに深刻なのは、日当たりや通風をめぐる隣人トラブルです。隣接する住戸との境にある隔て板付近まで隙間なく目隠しシートを張った結果、隣室側のベランダに風が入らなくなり、洗濯物が乾かないとして激しい抗議を受けた事例もあります。手すりの隙間を完全に塞ぐ行為は、風圧をまともに受けてベランダ手すり自体に過剰な負荷をかけるため、建物保全の観点からも厳重注意の対象となります。