『鉄拳』原田勝弘独占インタビュー!未公開大型アップデートの全貌
「妥協すれば、一瞬で見抜かれる。格闘ゲームのファンは世界で最も目が肥えているからね」
取材の冒頭、原田勝弘氏は不敵な笑みを浮かべながらそう語った。全世界での爆発的なヒットを記録している『鉄拳8』。だが、その開発プロセスは決して平坦な道のりではなかったという。前作『鉄拳7』が築き上げた金字塔があまりにも高かったからだ。
開発チームが最も血を流したのは、「アグレッシブ」というコンセプトの具現化だった。「守り勝つ鉄拳」から「攻め勝つ鉄拳」へのシフト。従来のプレイ感を壊さずに、いかに新規プレイヤーとベテランの双方に刺激を与えるか。パラメータ調整の試行錯誤は数千時間に及び、開発現場では連日のように激論が交わされた。
「プレイヤーが技を繰り出した瞬間、脳汁が出るような手応え。これだけは絶対に譲れなかった。グラフィックの進化はもちろん、打撃音一つ、キャラクターの表情変化一つに至るまで、徹底的に人間の闘争本能に訴えかける作り込みを行いました」