『スラムダンク』愛知の星・諸星大の真実!沢北も恐れた裏の実力とは
原作者である井上雄彦が描くキャラクターたちは、単なる「噛ませ犬」や敵役にとどまらない。集英社が発行する『週刊少年ジャンプ』の黄金時代を牽引した『SLAM DUNK』は、勝ち負けの先にある人間のドラマを徹底的に描き切ったスポーツ漫画の金字塔だ。
ジャンプコミックスとして全31巻で完結した本作において、諸星大のような「コート外から物語に立体感を与えるキャラクター」の配置は実に巧みであった。単行本のページを開くたびに読者が感じたのは、まだ見ぬ全国の猛者たちに対する純粋な高揚感である。トーナメント表に刻まれた数々の強豪校、そして試合会場の熱気。井上雄彦の圧倒的な画力と描写力は、出版業界全体においてもスポーツ描写の新境地を開拓したと評されている。