2026年、なぜ私たちは「高さ」に挑むのか? 丼の上にそびえるド派手な「ラーメン 山」ブームの深層と、外食業界を揺るがす構造変化
ヘルスケアアプリでカロリーを管理し、ウェアラブル端末で毎日の歩数を計測する現代人。一見すると、ハイカロリーな山盛りラーメンとは真逆の時代に向かっているように思える。
だが、皮肉にも日頃の極端な健康意識の高まりこそが、このブームの爆発的なガソリンになっている。週に6日間のストイックな食事管理を続けた末、週末の1日だけ解禁される「チートデイ」。その完璧なリセットボタンとして選ばれるのが、この巨大なラーメンなのだ。ドカ盛りの野菜で免罪符を得つつ、ガッツリとした脂と塩分でストレスを完璧にリセットする。欲望と理性の絶妙なバランスをとるための心理的装置として、この一杯が機能している。