ヒヤマケンタロウの妊娠結末と原作違い!男性妊娠の真相解説
物語のクライマックスにおいて、主人公・桧山健太郎(斎藤工)が下した決断と迎えた結末は、多くの視聴者に深い印象を残しました。当初はキャリアへの悪影響を恐れて人工妊娠中絶を検討していた健太郎ですが、自身の妊娠をオープンにした広告キャンペーンを仕掛けることで「妊娠した男=妊夫(にんぷ)」のアイコンとして注目を集める道を選びます。
しかし、スポットライトを浴びる一方で、SNSでの激しい誹謗中傷、クライアントからの偏見、つわりやホルモンバランスの乱れによる肉体的・精神的な限界に直面。パートナーであるフリーライター・瀬戸亜季(上野樹里)との間にも、親になる覚悟やすれ違いから生じる深刻な温度差が生じました。
迎えた最終回、健太郎は帝王切開手術によって無事に男児を出産します。この作品が秀逸なのは、出産というゴールを迎えた後に「安易なハッピーエンド(入籍して型通りの夫婦になること)」を選ばなかった点にあります。
健太郎と亜季が出した結論は、「籍を入れず、互いの仕事と自立を尊重しながら共に子どもを育てる共同パートナー」という生き方でした。亜季は夢だった海外での仕事に挑戦し、健太郎もまた育児休業を取得しながら広告マンとしての新たなキャリアを切り拓くことを誓います。固定観念としての「母親らしさ」「父親らしさ」を脱ぎ捨て、個々の人間として子どもに向き合う2人の姿こそが、本作が提示した結末の真相です。