マイコプラズマ肺炎の薬が効かない?熱が下がらない原因と最新治療法
子どものマイコプラズマ肺炎治療において、薬の選択はより慎重な配慮を要します。成人であれば問題なく使える薬剤であっても、小児の骨や歯の発育に影響を与えるリスクがあるためです。
小児に対してマクロライド系が効かない場合、最も有力な選択肢となるのがトスフロキサシン(商品名:オゼックス小児用細粒など)です。日本国内において小児適応が正式に認められている数少ないニューキノロン系抗菌薬であり、耐性菌による高熱を迅速に沈める切り札として定着しています。動物実験で関節軟骨障害の懸念が指摘された歴史があるため、必要最小限の期間(原則として7日以内)に限定して処方されます。
一方、テトラサイクリン系のミノサイクリンは高い解熱率を誇るものの、8歳未満の小児への投与は原則禁忌とされています。永久歯の着色(黄色や茶褐色への変色)やエナメル質形成不全、一過性の骨発育不全といった副作用を引き起こす危険性があるためです。8歳以上の小児であっても、他の選択肢を検討した上で慎重に投与されます。