注射が痛くない看護師の秘密とは?失敗原因とプロの神業技を解明
針が刺さる瞬間の痛みをほとんど感じさせない施術者には、明確な共通点があります。看護師で注射が上手い人の特徴として真っ先に挙げられるのが、「皮膚のテンション(進展)のかけ方」と「針を刺す初速のコントロール」です。皮膚の表面には痛覚を受け取る痛点が高密度で分布していますが、皮膚をしっかりと張った状態で素早く針を通過させると、痛点の刺激時間が極限まで短縮され、脳が痛みとして認識しにくくなります。
さらに、注射を痛くないように打つコツとして現場で徹底されているのが、針先の向きと穿刺角度のミリ単位の調整です。皮膚に対して10度から20度の適切な角度を保ち、針の刃面(斜めにカットされた穴の開いている面)を上に向けてブレずに侵入させることで、血管壁への余計な摩擦を防ぎます。また、準備段階における注射時の駆血帯の巻き方のポイントも見逃せません。強すぎず弱すぎない適切な圧で静脈をうっ血させ、十分な太さと弾力を確保してから穿刺することが、確実で痛みの少ない手技への第一歩となります。