五感で揺さぶられる祭りの熱狂。2026年、進化を続ける「ねぶた の 家 ワ ラッセ」が旅人を惹きつける理由
2階の展示ホール「ねぶたホール」へ進むと、照度を落とした漆黒の空間に、前年の祭りで実際に市内を運行した本物の大型ねぶた4台が常設展示されている。高さ約5メートル、幅約9メートルにおよぶ立体造形は、間近で見上げると皮膚に圧力が伝わってくるほどの迫力だ。
紙と針金、そして内部から発せられる光源によって紡ぎ出される武者絵の表情は、怒りや勇猛さ、優しさを克明に刻み込んでいる。暗闇の中で鮮やかに浮かび上がる色使いの巧みさは、まさに職人たちの魂の結晶だ。2階の回廊から見下ろす視点と、1階に下りて直下から見上げる視点とでは、表情や奥行きがまったく異なる表情を見せるのも魅力と言える。