なぜ札幌の霊園に巨大モアイ像が?真駒内滝野霊園の真相と見どころ解剖
緑豊かな丘陵地帯に整然と立ち並ぶモアイ像は全部で33体。大きいもので高さ9.5メートル、重さ約120トンにも達する石像が迎えてくれるエントランスは、およそ日本の霊園とは思えないスケールを誇ります。
この地にモアイ像が建立された理由は、イースター島の言葉の意味に深く結びついています。現地語で「モ」には未来、「アイ」には生きるという意味があり、合わせると「未来に生きる」という祈りの言葉になります。真駒内滝野霊園を運営する公益社団法人ふるさとの森美化協会が、宗旨・宗派を問わずに人々を受け入れ、先祖を敬い未来へ命を繋ぐシンボルとして1980年代から順次設置を進めました。
威厳に満ちた表情で南西の空を見つめるモアイ像の足元には、それぞれ異なる表情や刻銘が施されています。観光用のレプリカではなく、故人の冥福と訪れる人々の平安を祈る本格的なモニュメントとして建立されたのが、この巨像群の知られざる歴史です。