いずみたくの死因と最期の真相|61歳急逝の背景と遺した名曲の軌跡
1930年(昭和5年)5月16日、東京・下谷(現・台東区)に生まれたいずみたくは、幼少期から音楽的才能を発揮し、戦後の混乱期を経て舞台音楽の世界に飛び込みました。三木鶏郎主宰の「冗談工房」に参加して頭角を現すと、日本の民間放送黎明期においてCMソングのパイオニアとしてその名を轟かせます。「明治チョコレートのテーマ」をはじめ、手がけたコマーシャルソングは生涯で数千曲から1万数千曲に及ぶと称されています。
さらに1989年(平成元年)には、第15回参議院議員通常選挙において第二院クラブから比例区で出馬し、見事に初当選を果たしました。芸術家が政治の世界へ進出することに対する風当たりも少なくない中、いずみたくは一貫して「芸術文化の社会的地位向上」「音楽著作権の適正な保護」「劇場法・文化芸術振興基本法の制定」を掲げて国会論戦に挑みました。