西武山賊打線はなぜ圧倒的だったのか?驚異の得点力と解体の真相に迫る
山賊打線が最も猛威を振るった2018年、西武ライオンズはシーズン792得点(1試合平均5.54点)、チーム打率.273、196本塁打という驚愕のオフェンススタッツを叩き出しました。チーム防御率がリーグ最下位の4.24であったにもかかわらず優勝を果たせたのは、ひとえにこの打線の規格外な得点力があったからです。
当時の基本スタメンと打順の並びは、相手投手にとって息をつく暇が一切ない完璧な布陣でした。
- 1番(中)秋山翔吾:打率.323、24本塁打、82打点、出塁率.403(最多安打)
- 2番(遊)源田壮亮:打率.278、3本塁打、57打点、34盗塁(つなぎと機動力の要)
- 3番(二)浅村栄斗:打率.310、32本塁打、127打点(打点王・キャプテン)
- 4番(一)山川穂高:打率.281、47本塁打、124打点(本塁打王・MVP)
- 5番(捕/DH)森友哉:打率.275、16本塁打、80打点(天才的な打撃センス)
- 6番(右/二/三)外崎修汰:打率.287、23本塁打、67打点、25盗塁(走攻守の万能戦士)
- 7番(指/左)栗山巧 / 中村剛也:ベテランの勝負強さと一発の脅威
- 8番(捕)炭谷銀仁朗 / 岡田雅利:投手陣を支えつつ要所で渋い働き
- 9番(左/中)金子侑司:打率.223ながら32盗塁の俊足で上位へつなぐ
1番の秋山が出塁し、2番の源田が揺さぶり、3番の浅村・4番の山川・5番の森が長打で走者を一掃。下位に回っても外崎や中村剛也が一発を放ち、9番の金子侑司が出塁して再び上位へ還流するという、「切れ目のないどころかどこからでもビッグイニングが始まる恐怖の循環」が完成していました。