Excel標準偏差の求め方|Stdev. SとPの違い・グラフ作成術
標準偏差には「極端な外れ値(異常値)に強い影響を受ける」という弱点があります。入力ミスによる桁間違いや、突発的なシステムエラーによる異常データが1件混ざるだけで、標準偏差は跳ね上がり、データ全体の信頼性が損なわれます。
実務で正確な傾向を掴むためには、事前に異常値を除外してから標準偏差を計算するアプローチが不可欠です。
例えば、あらかじめ設定した上限値・下限値の範囲内にあるデータだけを対象に標準偏差を計算したい場合、モダンなExcel(Microsoft 365やExcel 2026以降)ではFILTER関数と組み合わせるのが最も効率的です。
=STDEV.S(FILTER(B2:B100, (B2:B100>=0) * (B2:B100<=100)))
上記のように数式を組めば、0点以上100点以下の正常値のみを自動抽出して標準偏差を算出できます。手作業でセルを間引く手間が省け、元データの更新にも柔軟に追従します。