左背中・腰の上の痛みを放置するな!内臓Sosと筋肉痛の見分け方

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背中の痛み 放置危険な理由の最たるものが、膵臓疾患と腎疾患の進行です。解剖学上、膵臓の細長い「尾部」と呼ばれる部分は左上腹部から背部深部にかけて伸びており、左側の腰上部と神経走行がダイレクトに重なります。

急性膵炎や慢性膵炎の急性増悪では、自己消化酵素が周囲の神経組織を強烈に刺激します。これが膵炎 初期症状として現れる激痛の正体です。みぞおちから左背中へ突き抜けるような激痛が特徴で、仰向けに寝ると膵臓が後腹膜に押し付けられて痛みが倍増し、上半身を丸めて前屈みになると和らぐという極めて特異な姿勢反射を示します。さらに懸念される膵臓がん 背中の痛みは、腫瘍が神経叢へ浸潤することで持続的な重苦しい鈍痛をもたらし、鎮痛薬が効きにくい難治性の特徴を持ちます。

一方、泌尿器系の筆頭である腎結石 左背中の激痛は、尿管に結石が詰まることで腎盂内圧が急上昇し、激しい疝痛発作を引き起こします。「七転八倒の苦しみ」と形容され、冷や汗や吐き気を伴って突然発症するのが通例です。さらに見逃されやすいのが腎盂腎炎(発熱なし)のケースです。通常は38度以上の高熱と背部叩打痛を伴いますが、高齢者や免疫力が低下している場合、微熱程度あるいは発熱が目立たないまま左腰上の重だるさだけが進行し、気付いた時には敗血症へと重篤化するリスクを孕んでいます。

加えて、上腹部の消化性潰瘍、特に胃潰瘍 背中の違和感にも配慮が欠かせません。胃の後壁にできた深い潰瘍が進行すると、食後を中心に左背中から肩甲骨下部へ鈍い痛みが放散します。

高橋 健太

高橋 健太

ライフスタイル編集者

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。