ゴキブリはなぜ最強か?シロアリとの驚愕の血縁と完全撃退の真実
太古の石炭紀から姿を大きく変えていないことから「生きた化石」と称される彼らだが、昆虫学における分類体系は近年大きなパラダイムシフトを迎えた。かつて独立した目として扱われていた分類群は、精密な形態観察とゲノム解析によって再編が進んでいる。
カマキリ目と並び、彼らは「網翅類(もうしるい)」という大きなグループを形成している。前翅が硬い革質になり、網目状の翅脈が広がる構造や、複数の卵を強固な「卵鞘(らんしょう)」で保護して産み落とす繁殖様式など、過酷な環境から子孫を守り抜く強靭な仕組みは共通の祖先から受け継がれたものだ。厳しい乾燥や外敵の捕食圧に抗うために獲得されたこの繁殖戦略こそが、数多の絶滅イベントを突破した原動力にほかならない。