【2026年現地取材】都心のビル街に隠れたパワースポット「恵比寿神社」の今—なぜ若いビジネスパーソンや起業家が吸い寄せられるのか
恵比寿という地名そのものが、実はビールブランド「ヱビスビール」に由来していることは有名だ。明治22年(1889年)、日本麦酒醸造会社がこの地に工場を建設し、出荷用の駅として「恵比寿停車場」が開業した。そして、工場の守護神として兵庫県の西宮神社から恵比寿様(事代主命)を勧請したのが、この神社のはじまりである。
かつて一面の農村だった場所が、一大産業拠点となり、やがて日本屈指のトレンド発信地へと変貌を遂げた。時代の荒波を幾度もくぐり抜けながら、社は移転と再建を重ねてきた。コンクリートの壁に囲まれた現在の社殿は、高度経済成長期から2026年代の再開発に至るまで、街の栄枯盛衰をそのまま見守り続けてきた言わば「動く歴史の目撃者」なのである。