鳥のフン掃除はなぜ水拭きNgなのか?愛車と健康を守る正しい落とし方
Q1:車のボディに鳥のフンがついた直後、出先でぬるま湯がない時はどうすればいいですか?
A1:車載できる「ウェットシート(アルコールフリー・界面活性剤配合の車専用拭き取りシート)」を使用するか、車に常備したペットボトルの水をキッチンペーパーにたっぷり含ませ、患部に乗せて数分置いてから優しくすくい取ってください。絶対に乾いたティッシュで強く擦ってはいけません。応急処置後は、できるだけ早く洗車場で水流を用いてしっかり洗い流すことが愛車のクリア層を守る秘訣です。
Q2:鳥のフン掃除用アルコール消毒液は、車のボディに直接吹きかけても大丈夫ですか?
A2:高濃度のエタノールやアルコール液を車の塗装面やコーティング施工面に直接散布し放置すると、コーティング被膜の劣化や塗装の白ボケ・変色を招く原因になります。車に対してアルコールを使用する場合は、直接スプレーするのではなく、ペーパーに含ませて短時間のふやかしにとどめ、除去後は速やかに水洗いで成分を流してください。ベランダのコンクリート床や金属手すりの除菌には、エタノール(70〜80%)や次亜塩素酸ナトリウム水溶液が非常に有効です。
Q3:掃除機を使ってベランダの乾燥した鳥のフンを吸い取っても良いですか?
A3:絶対に掃除機で吸い取ってはいけません。家庭用掃除機のフィルターでは、糞に含まれるオウム病菌やカビの微小な胞子をキャッチできず、排気口から超微粒子となって部屋中や大気中に撒き散らされることになります。掃除機の内部全体も病原菌で汚染され、二次被害の温床となります。必ず消毒液やぬるま湯で湿らせて粉塵化を防いだ上で、新聞紙やペーパーで包み込んで拭き取ってください。
Q4:重曹とクエン酸は混ぜて同時に使っても鳥のフン掃除に効果がありますか?
A4:重曹(アルカリ性)とクエン酸(酸性)を同時に混ぜると、中和反応を起こして炭酸ガス(泡)が発生します。発泡の力で汚れを物理的に浮かす効果は一部期待できますが、それぞれの「油分・タンパク質を分解するアルカリの力」「尿酸・アンモニアを分解する酸の力」が互いに打ち消し合ってしまいます。まず重曹でタンパク汚れを緩めて拭き取り、その後の尿石や臭いに対してクエン酸水を使うという「段階的な使い分け」が最も効果的です。