世田谷区の古着回収2026|可燃ごみは損?無料拠点と出し方の真相
家庭から出る衣類をそのまま可燃ごみとして集積所へ出すことは、制度上禁止されているわけではありません。しかし、行政取材を進めると燃えるゴミに出せない理由として直面するシビアなコスト構造が浮かび上がってきます。世田谷区における可燃ごみの収集・運搬・焼却には、多額の税金が投じられています。水分を含みやすく容積が大きい布類は、焼却炉の燃焼効率を落とし、炉のメンテナンスサイクルを早める要因にもつながるのです。
さらに見過ごせないのが、区民側の直接的なコストです。ごみ袋の消費量が増えるだけでなく、本来リユースやリサイクルによって得られるはずの価値を自ら放棄している状態にほかなりません。世田谷区清掃事務所の資源回収事業では、集められた衣類を海外・国内での古着リユースや、自動車内装材・ウエス(工業用雑巾)へと徹底再資源化しています。可燃ごみに出すワンアクションを回収拠点への持ち込みに変えるだけで、区の焼却経費削減と温室効果ガス削減に直結します。