バッテラと鯖寿司の決定的な違いとは?職人技と白板昆布の旨味
大人気グルメ漫画『美味しんぼ』でも、押し寿司の完成形としてバッテラや箱寿司の奥深さが度々取り上げられてきた。作品の中で描かれるように、シンプルだからこそ職人の腕と素材の質が誤魔化し効かない世界なのだ。
では、バッテラを最も美味しく味わうにはどうすればよいのか?プロの寿司職人が推奨する食べ方のポイントは以下の通りだ。
まず第一に、上にのっている白板昆布は剥がさずに「一緒に食べる」のが絶対のルールである。昆布の柔らかな歯ごたえと旨味が、鯖と酢飯の一体感を最大限に高めてくれるからだ。醤油をつける際は、昆布側ではなく酢飯の角にほんの少しだけつけるか、ハケで薄く表面に塗るのが粋な嗜み方とされる。
また、冷蔵庫で冷やしすぎないことも重要だ。食べる30分ほど前に常温に戻しておくことで、鯖の脂がほのかに溶け、酢飯の甘みと白板昆布の風味が贅沢に広がる。