宇津井健の長男・宇津井隆と息子の現在は?フジ退職理由と遺産相続の真相
宇津井家を語る上で避けて通れない最大の激震が、2014年3月14日に発生した宇津井健さんの逝去と、そのわずか数時間前に行われた「電撃入籍」です。この出来事は、長男である隆氏のみならず日本中のファンとメディアに極めて大きな衝撃を与えました。
再婚相手となったのは、名古屋で高級クラブを営んでいた加瀬文恵さん(当時80歳)。宇津井健さんとは40年以上にわたる知人関係であり、2006年にすい臓がんで亡くなった前妻・友代さん(隆氏の実母)の存命中から家族ぐるみの付き合いがあったと主張されていました。しかし、婚姻届が提出されたのは宇津井健さんが呼吸不全で息を引き取る当日の正午過ぎであり、それから約5時間後に帰らぬ人となったのです。
加瀬文恵さん側は当時の特番インタビューや手記において、次のように語っています。
「健さんから『名古屋の加瀬の家で死にたい。籍を入れてくれ』と強く懇願された。財産目当てではなく、40年間尽くしてきた愛の証として彼の最後の願いを叶えただけです」
しかし、一人息子である宇津井隆氏にとって、この入籍劇は完全な寝耳に水でした。意識が混濁し死の淵にあった父親の判断能力に強い疑念を抱くのは、実子として極めて自然な反応でした。さらに事態を悪化させたのが、法定相続分の分配と遺骨の納骨を巡る争いです。入籍が成立したことで、加瀬文恵さんは配偶者として全遺産の2分の1を相続する法的な権利を獲得しました。都内世田谷区の一等地に建つ豪邸や名古屋の不動産、預貯金を巡り、両者の主張は真っ向から対立。さらに「母(友代さん)と同じお墓に父を入れたい」と願う隆氏に対し、文恵さんが遺骨を名古屋の自寺へ納骨したことで、対立は修復不可能なレベルに達しました。