全国自治体病院協議会が直面する赤字危機と地域医療再編のリアル

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経営の自由度を高める手法として注目されているのが、自治体の直営から切り離す手法です。国が策定を求めた公立病院経営強化プランにおいても、経営形態の見直しは主要な検討項目に位置付けられています。そこで焦点となるのが、地方独立行政法人化 メリット デメリットの比較です。

項目メリットデメリット・課題人事・採用柔軟な給与設定が可能となり、必要な医師や専門職を迅速に好待遇で招聘できる。身分が公務員ではなくなるため、既存職員の意識改革や労働条件変更への合意形成が必要。経営スピード議会の議決を待たずに高額医療機器の購入や施設改修の迅速な投資判断ができる。採算性を重視するあまり、採算の合わない不採算医療が切り捨てられるリスクが懸念される。財務・資金調達独立採算制を前提としつつ、複数年にわたる柔軟な予算執行が可能。自治体からの繰入金が縮小された場合、経営破綻のプレッシャーが現場に直接のしかかる。

独法化によって経営再建に成功した好事例がある一方で、単に運営形態を変えるだけでは医師偏在や人口減少という構造課題の抜本的解決にはならないという指摘も根強く存在します。

池田 達也

池田 達也

マネー&キャリアエディター

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。