メンヘラと結婚して後悔する境界線は?調査が暴く破局率と再生術
この迷宮を解き明かす鍵として、精神医学の知見は極めて有益だ。愛着障害やパーソナリティ研究の第一人者である精神科医の岡田尊司氏は、不安定な愛着スタイルを持つ人が親密な関係において「相手をコントロールすることでしか安心を得られない」心理構造を繰り返し指摘している。相手を試すような言動は、愛情の確認ではなく、底の抜けたバケツに水を注がせるような果てしない確認作業なのだ。
また、精神科医の樺沢紫苑氏が提唱するように、感情の暴走を食い止めるには「言語化による客観視」と「生活リズムの安定」が欠かせない。脳内物質のバランスが崩れた状態では、どれほど建設的な対話を試みても空回りに終わる。睡眠不足や不規則な生活が感情の爆発を引き起こすトリガーになっている場合、精神論ではなく身体的なアプローチから介入しなければ、夫婦関係の改善は望めない。