新成長株ファンドの評判と真相!基準価額の激変と将来性を徹底解剖
「オルカン(全世界株式)」や「S&P500」といった低コストインデックス投信が席巻した昨今、SNS等で頻繁に目にするのが「信託報酬が1%を超えるアクティブ投信はすべて悪である」という極論です。新成長株ファンドに対しても「信託報酬が高すぎて話にならない」といった切り捨てのコメントが散見されます。
しかし、この批判には重大な盲点が存在します。新成長株ファンドの信託報酬や各種手数料は、確かに年率1.6%台半ばと、0.1%を下回る主要インデックスファンドに比べれば高額です。しかし、インデックスファンドが機械的なバスケット買いしか行わないのに対し、中小型成長株市場はアナリストのカバーが手薄な「情報の非対称性」が最も色濃く残る領域です。足で稼ぐファンドマネージャーのリサーチ活動には相応の調査コストが発生します。
重要なのは手数料の絶対額ではなく、「コスト控除後の実質リターンがインデックスを凌駕しているか否か」という1点に尽きます。過去数十年という長期間で基準価額を何倍にも押し上げてきた事実は、少なくとも一定の相場サイクルにおいて、支払ったコストを上回るアルファ(超過利得)を投資家に還元してきた証拠です。「高コスト=悪」と短絡的に決めつけるのではなく、市場環境とアクティブ運用の効用を正しく切り分ける視点が求められます。