海とアートが交差する港町の秘湯、2026年最新リポート――瀬戸内の風と極上の湯に包まれる「たまの湯」の真価
この場所の真骨頂は、なんといっても海に向かって開かれた露天風呂だ。波の音を間近に聴きながら身を沈めると、まるで瀬戸内海そのものに浮かんでいるかのような錯覚に陥る。
じっくりと身体の芯まで温めてくれる源泉は、ナトリウム・カルシウム-塩化物温泉。しっかりとした塩分を含んだ湯は肌にやさしくベールを纏わせ、風呂上がりの保温・保湿効果が極めて高い。加温や温度管理にも細心の注意が払われており、季節や天候に応じた最適な湯加減が保たれている。棚湯の段差に腰掛け、対岸の島々を眺めながら過ごす30分は、まさに至福の一言に尽きる。