ロジウムコーティングとは?剥がれる理由と金属アレルギーの真相
Q1:ロジウムコーティングが剥がれてきたら、市販のメッキキットで自分で塗り直せますか?
A1:セルフでの再コーティングは推奨できません。美しい仕上がりと耐久性を得るには、残った古い被膜を均一に削り落とす「下地研磨」と、油脂分を完全に除去する「電解脱脂」の設備が不可欠です。市販の簡易キットでは密着強度が著しく低く、数日でムラになって剥がれ落ちるだけでなく、大切なジュエリーを不可逆的に傷めてしまう恐れがあります。
Q2:普段のお手入れで研磨剤入りクロス(シルバーポリッシュ)を使ってはいけないのはなぜですか?
A2:研磨クロスには微粒子研磨剤が練り込まれており、金属表面を削ることで光沢を出します。ロジウム被膜の厚みはわずか0.05〜0.5ミクロン程度しかないため、研磨クロスで数回拭くだけで被膜が物理的に削り取られて下地が露出し、変色やアレルギーの原因となります。必ず研磨剤を含まないクロスを使用してください。
Q3:ロジウムコーティングされたホワイトゴールドの結婚指輪はサイズ直しができますか?
A3:サイズ直し自体は可能ですが、通常のプラチナやイエローゴールドよりも工程が増えます。溶接のバーナー熱でコーティングが黒く変色するため、「切断・サイズ調整・溶接」を行った後、指輪全体を研磨して古いメッキを剥離し、最後に全体へロジウム再コーティングを施す必要があります。そのため、通常の修理相場よりも2,000円〜4,000円程度追加費用が発生します。