ヒラメの捌き方を完全網羅!5枚おろしのコツと絶品刺身の極意

ヒラメの捌き方を完全網羅!5枚おろしのコツと絶品刺身の極意の全貌を丁寧に掘り下げてご紹介します。

ヒラメを卸す過程で最も読者がつまずきやすいのが、「高級部位である縁側(エンガワ)が骨に残ってちぎれてしまう」「皮引きの最中に皮が途中で破れて身に分厚く残る」という2大トラブルです。これらは手先の器用さではなく、物理的な力のベクトルを理解することで誰でも解消できます。

縁側を美しく残すための角度設計
縁側は背ビレ・尻ビレを動かすための強力な筋肉群であり、ヒレ骨の付け根に強固に付着しています。身をおろす際、包丁を外周のヒレのキワまで進めたら、最後は包丁の刃先を外側へ向けてやや立てるようにし、ヒレ骨の節を刃先で撫でるように外します。無理に引っ張るとヒレ側の結合組織に身が持っていかれてちぎれるため、刃先で細かく腱を切り離していく感覚を持つことが肝要です。

失敗しない皮引きの鉄則:「包丁は固定し、皮を左右に引く」
サクから皮を引く際、多くの初心者は包丁を前後にギコギコと動かそうとして皮を切断してしまいます。成功の秘訣は完全に逆です。

サクの尾側の端を1センチほど皮だけ残してめくり、その皮端を清潔なフキンやキッチンペーパーで滑らないよう左手でしっかり掴みます。包丁の刃をまな板に対してわずか数度(ほぼ密着させる角度)に寝かせ、包丁を持つ右手は定位置で固定したまま、左手で持った皮を左右に細かく揺らしながら手前に引っ張るのです。刃の鋭利さではなく、皮の張力とまな板の摩擦を利用して身を剥がしていくのがプロの現場における絶対のセオリーです。

山崎 陸

山崎 陸

ガジェット&アプライアンスライター

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