高松ひさ枝の熱狂!おみくじ箸と進化系替玉が放つ讃岐うどんの引力
「手打ちうどん ひさ枝」の名を全国区へと押し上げた最大の起爆剤が、讃岐の常識を覆した名物「替玉」システムと規格外の創作ラインナップだ。うどん店で替玉という発想自体が斬新だが、同店の真骨頂はそのバリエーションにある。1玉目をオーソドックスなかけやぶっかけで味わった後、2玉目に中華麺を投入したり、特製のつけ出汁に絡めたりと、一杯の中で劇的な味変ドラマが完結する。
さらに季節ごとに登場する限定メニューは、ご当地グルメのスケールを遥かに凌駕する。秋冬に登場する贅沢な松茸うどんや大粒の牡蠣が丼を埋め尽くす一杯、さらにはスパイスの効いた創作カレーやホルモンうどんまで、訪れるたびに新たな驚きが待ち受ける。「うどんは日常食だが、非日常の感動を宿せる」。久枝氏が放つ一撃は、既存の枠に安住する飲食業界に強烈な刺激を与え続けている。