力士の嫁はなぜ美人ばかり?高年収とタニマチの裏にある結婚の真相

力士の嫁はなぜ美人ばかり?高年収とタニマチの裏にある結婚の真相の具体的な内容に迫る! わかりやすい言葉で紐解きます。

きらびやかな結婚披露宴のスポットライトが消えた後、力士の妻たちを待ち受けている現実は決して甘いものではない。特に関取が現役を引退し、年寄名跡を襲名して「相撲部屋の親方」となった場合、妻は「相撲部屋の女将(おかみさん)」という重責に就くことになる。

女将さんの業務は、一般企業の「総務・人事・財務・広報を一手に担う取締役兼寮母」に匹敵する。

  • 弟子の健康管理と生活指導:10代半ばで親元を離れて入門してきた思春期の弟子たちの生活態度を見守り、時にはホームシックや怪我に悩む若手の精神的ケアを行う。
  • タニマチ・後援会とのリレーションシップ管理:数千人規模に及ぶ全国の後援会員に対するお礼状の執筆、祝勝会・激励会の差配、贈答品の手配など、一分の隙も許されない社交儀礼をこなす。
  • 部屋の会計・財務管理:日本相撲協会から支給される各種維持費や後援会費を厳格に管理し、膨大な食費(ちゃんこ代)や遠征費の出納を取り仕切る。

ある相撲部屋の現役女将は、自著や密着特番のインタビューでこう述懐している。
「結婚前は『親方とお相撲さんたちの身の回りの世話をすればいい』と思っていました。しかし現実は、24時間年中無休の企業経営です。自分のプライベートな時間は一切なく、部屋の全弟子が我が子であり、後援会の方々への粗相は部屋の存亡に直結します。泣いている暇などありませんでした」

ネット上や週刊誌で時折取り沙汰される「美人女将」という呼称は、外見の美しさだけでなく、こうした修羅場を笑顔で乗り越え、弟子と支援者を惹きつける「人間的カリスマ」に対する尊称なのである。

阿部 裕樹

阿部 裕樹

エンタメ専門ジャーナリスト

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。