ネット騒然の「居候」は絶滅危惧種だった。静岡の10歳が巻き起こした、令和のリアル『怪獣の飼い方』と法改正への波紋
調査の結果、その生物は南米の限られた高地にしか生息しないはずの「ヨロイカブトトカゲ」の亜種であることが判明した。なぜ静岡の神社にいたのか。当初はペット業者の不法投棄が疑われたが、DNA解析の結果、驚くべき事実が浮かび上がった。この個体は、近年の超大型台風の気流に乗ってフィリピン経由で日本に漂着し、野生化した世代の生き残りである可能性が極めて高かったのだ。2026年現在、温暖化による亜熱帯化が進む日本列島は、南方の生物にとって「生き延びられる新天地」になりつつある。密輸ではなく、地球規模の環境変動がもたらした「漂流者」だったのだ。