「ご指導の程」は目上に失礼?知らなきゃ恥をかく敬語の境界線と正解

「ご指導の程」は目上に失礼?知らなきゃ恥をかく敬語の境界線と正解の具体的な内容に迫る! わかりやすい言葉で紐解きます。

Q1:同期や後輩に対して「ご指導の程よろしくお願いいたします」を使ってもいいですか?
A1:避けた方が賢明です。「指導」は上の立場から下に対して行う性質を持つため、同僚や後輩に使うと皮肉や過剰な謙譲と受け取られかねません。同期や後輩には「引き続きよろしくお願いいたします」「一緒に進めていきましょう」といったフラットで協力的な表現を用いるのが自然です。

Q2:「ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます」はメールの結びとして重すぎますか?
A2:日常の業務連絡メールでは重すぎます。「鞭撻(べんたつ)」には「鞭打って強く励ます」という意味があり、就任・異動の挨拶状や年賀状、式典の口頭挨拶などの儀礼的な場面に限定して使われる言葉です。普段の社外メールであれば「ご指導のほどよろしくお願い申し上げます」で十分な敬意が伝わります。

Q3:社外の顧客に対して「ご指導」とお願いするのは不適切でしょうか?
A3:自社がサービスを提供する側(ベンダー側)である場合、顧客に教えを乞う形になるため、違和感を覚える担当者もいます。その場合は「ご期待に沿えるよう尽力いたしますので、今後ともお引き立てのほどよろしくお願い申し上げます」や「ご意見・ご要望がございましたら、何なりとお申し付けください」と言い換えるのが適切です。

鈴木 陽菜

鈴木 陽菜

テックライター兼ウェブディレクター

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。