新嘗祭と神嘗祭の違いとは?捧げる相手と日程の謎を徹底解説
新嘗祭の読み方は「にいなめさい」(または「しんじょうさい」「にいなめのまつり」)です。その歴史は極めて古く、『日本書紀』の皇極天皇の時代(7世紀)にはすでに記述が見られ、神話の時代に天照大御神が授けた「斎庭の稲穂の神勅(ゆにわのいなほのしんちょく)」に起源を持つとされています。
宮中における新嘗祭は、毎年11月23日に皇居の奥深くにある「神嘉殿(しんかでん)」で行われます。儀式は「夕べの儀(18時〜20時)」と「暁の儀(23時〜翌1時)」の2回に分かれ、それぞれ約2時間にわたって行われます。
照明は篝火(かがりび)や蝋燭の灯りのみという静寂の中、天皇陛下は潔斎(けっさい)して純白の祭服を身にまとい、神前に新米のご飯や粟、白酒(しろき)・黒酒(くろき)をお供えされます。神々に感謝の祈りを捧げた後、陛下自らも同じ神饌を食される儀礼は、国家の安寧と国民の繁栄を祈る究極の祈りの場です。真冬並みの寒さの中で長時間正座を続けられる極めて過酷な儀式としても知られています。